日本最古といわれるの神代文字カタカムナウタヒには陰陽・時空の生成に関する事柄、生命誕生など地球の歴史が書かれているといわれています。カタカムナウタヒに書かれていることを、竹内文書の内容と対比させながらその秘密を探っていきたいと思います。
カムのちから
第18首
カム アシ キネ, アマ タマ ノ ムカヒ, アマ アメ, オホトノヂ, オホトノベ ,アマ ,クニ, ムカヒ, トコ タチ
カタカムナ伝道師 吉野 氏の言霊表をお借りして解釈すると・・。
「カ」ちからは、「ム」無限の広がりであり、(ア)アマ界に 現象として (シ)示されて発現(キ) し、(ネ)かたちとして固定化する。
「カム」は、現象(アシ)を発現(キ)する発生の場(ネ)となっているものです。
つまり、「カ」が「アマ」になり、「アマ」が「タマ」(意思・魂)に変遷(ノ)、「アマ」と「タマ」の「ムカヒ」の場(ネ)ができるのである。
ということは、「カ」が現象界に出た(タ)「アマ」から、芽(メ)を出すように出た(ノ)「アメ」が、「オホ」の、則ち「カムアシキ」の場に於いて、重合(ト)変遷(ノ)を持続(チ)し、環境(オ)の調和(ホ)統合(ト)の変遷(ノ)の方向性(へ)をもつ現象粒子になることで、「アマ」(現象界の「カ」)と、現象粒子の「クニ」(の「ミ」)との「ムカヒ」(対向発生)という「トコタチ」(統合(ト)の繰り返し(コ)の性(タチ))の物理によるのである。
「オホ」は、現象化したカムのチカラ(作用)によって、調和を取りながら現象粒子化されている循環環境(マワリメグリ)。
それは「カムアシキネ」のことである。
カタカムナ人は、カムのチカラをうけている現象界が、そこに発生(アシキ)する生命の場(ネ)となっている、という物理を感受(直観)し、アマ(現象界)の側からコトバ化して、今まで「オホ」といっていたことを、「カムアシキ」と表現したのである。
この第十八首の渦の中心は、フトマニ画像で示されている。ということは、カムナガラ・カムアシキといって「カ(カム)」と「ミ(アマ)」の対向発生(フトマニ)により、アマ界のあらゆるものが発生されるという物理を、「アマタマノムカヒ」として示しているからと思われる。
オホトノジ、オホトノベ とは、竹内文書(帝皇日嗣)の神名によると、
大戸能地神(オオトノヂノカミ):第12代(帝皇)
大戸能辺神 (オオトノベノカミ):第13代(皇后)
この二柱の神は夫婦神として、初代天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)から数えて 12代・13代目の神皇の名となっています。
つまり、 この二柱の夫婦神によって天と地( 海と大陸)が創成され大気が整い、多様な生命の誕生を担う土壌が形成されてゆく状況を表しています。
アマ ,クニ, ムカヒ, トコ タチ は、天と地・海がそれぞれの形を整え後の世界の基本的な形が出来上がってきたことを表している訳ですね。
生命の渦
第19首 生命の渦
マカ カ オホ チ カム イツ ノ タテ カム, アマナ, アモリ, ムカヒ, アメノウツメ
このときの「カ」は、「マカ」(「マ」と「カ」ちからによる現象と場)「オホ」(環境粒子発現(オ)の調和(ホ))を形成する(チ)潜象界(カム)として存在している。そして、「カ」が、現象界(イ)集合(ツ)時間経過により変遷(ノ)し、「タテ」(陰陽分離)し分かれて、陰の「カ」は現象(カタチ)としてあらわれ、陽の「カ」は、その現象(カタチ)の中の潜象(カム)のチカラ(アマナ)になる。そして、「アマナ」(オホチカム)と、「アモリ」(即ちアマナのチカラにともなうだけの分離したアメとの「ムカヒ(対称に発現)」したものによって、「アメノウツ」(アマのウツシ)が(メ 発生 )する。
つまり、チカラを、現象界に於ける「ウツシ」のスガタとして、その論理というべき「アマナ」の行動(オコナヒ)を具体的に表している。
「カ」は現象物を発生するチカラの根源であり、その「カ」は、発生した現象物の核(アマナ)というべき潜象のチカラ「アワ:天地(あめつち)」と、その現象物の生命体(カラダ)を保つ現象のチカラ(サヌキ)「タテ:(発現分離)」する。
我々現代人が、生命体の現象の「正」のチカラ(サヌキ)の面しか知らず、「反」の生命力(アワ)のことを知らないでいるのは、それが、「イツノタテカム」として、個体の「アマナ」に「ヒコヒメ」されている潜象(カム)だからである。
現象の生命は、必ず、循環(マワリ)することで生存(イノチ)している。循環(動き:マワリ即ち生存すること)とは、正・反 、陰陽(サヌキ アワ)のチカラが対向(ムカヒ)して結合(ムスヒ)することで存在する。
「ウゴキ」の始まりは「マワリ」であり、「ウツ」(循環の渦)をつくるが、「ウゴキ」には、「サカ」チカラ(抗性・摩擦)が伴い、「サカ」することで「ウコキ」となる。
あらゆる現象(モノ)のすべてには振動性・波動性があり「ミナカ」としての対向(ムカヒ)の「ヒ:根源」から始まる(ハシマリ)。
「ナミ」は、「波」というものがあるのでは無く、実際は、「ウヅ」の進行をあらわす。
すべて生命の発生は、「アメのウヅを発生するチカラ」によって、現象化してゆくが、その「ウヅ」をつくるチカラの中心は「アマナ」であるということです。
「ウヅ」も、「渦」というものがあるのでは無く、「ウ」の「ツ」(生まれた(ウ)個々(ツ)粒子)である「アメ」が、中心のチカラ(アマナ)に対向(ムカヒ)して(マワリテメグル:変遷)してゆくスガタ:象かたちである。
18首でうたわれた 「天と地・海がそれぞれの形を整え後の世界の基本的な形が出来上がって ・・」とそこに生み出された生命の在り方とその根源からのh上循環(戻り)を論理的に説明していると考えます。
言葉使いや表現方法が現代語とはかけ離れてはいるが、48音の言霊は本来一文字ごとにその意味を持つもの(音魂)であるから、その組み合わせは現象そのものを表す力でもあるわけです。
よって、汚い言葉を発すれば負のエネルギーが派生し権現の力は弱まってしまうことになるのです。
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